2008年11月3日月曜日

Bach

 バッハの無伴奏チェロソナタをパブロ・カザルス、という昔の人が演奏してます。



 この人の演奏のほかの人と違うところは、独特の「うねり」みたいなのがあるところです。

 僕がこの人を知ったのは、村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』という小説の中ででした。

  「パブロ・カザルスの『ブランデンブルグ』は聴いたことある?」
  「ない」
  「あれは一度聴いて見るべきね。正統的とは言えないにしても
  なかなか凄味があるわよ」

  (村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』新潮社、p.547)

 ここを読んで、聴きたくなって、図書館に借りに行ったら、上の映像の『無伴奏チェロソナタ』のCDに出会いました。
 その後、中古レコード屋でアナログ盤のカザルスの『ブランデンブルグ』を見つけて、買いました。
 これもよかったです。うねってました。


  

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

チェロをおもちゃのように扱っていますね。

カザルスいいですね~。