この人の演奏のほかの人と違うところは、独特の「うねり」みたいなのがあるところです。
僕がこの人を知ったのは、村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』という小説の中ででした。
「パブロ・カザルスの『ブランデンブルグ』は聴いたことある?」
「ない」
「あれは一度聴いて見るべきね。正統的とは言えないにしても
なかなか凄味があるわよ」
(村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』新潮社、p.547)
ここを読んで、聴きたくなって、図書館に借りに行ったら、上の映像の『無伴奏チェロソナタ』のCDに出会いました。
その後、中古レコード屋でアナログ盤のカザルスの『ブランデンブルグ』を見つけて、買いました。
これもよかったです。うねってました。
1 件のコメント:
チェロをおもちゃのように扱っていますね。
カザルスいいですね~。
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